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Domingo編集部
北海道の南端に位置する函館は、「世界三大夜景」のひとつに数えられる函館山からの夜景をはじめ、グルメや異国情緒あふれる街並みが人気の観光地。函館は100年以上の歴史を誇る市電などが充実しているので、車が無くてもさまざまなスポットを巡ることができます。今回は、押さえておきたい函館の街歩きスポット15選をご紹介します。
- 函館といえば外せない食のワンダーランド「函館朝市」
- 飲み歩きイベントも人気の屋台村「大門横丁」
- 聖地巡礼スポットとしても人気「五稜郭公園」
- 函館塩ラーメンの老舗「函館麺厨房あじさい 本店」
- 国内で最も古い歴史を持つ教会「カトリック元町教会」
- 特徴的な鐘の音で親しまれる「函館ハリストス正教会」
- 十字形をした屋根が印象的「函館聖ヨハネ教会」
- ロマンチックなレトロ倉庫が立ち並ぶ「金森赤レンガ倉庫」
- 函館No.1のご当地バーガー「ラッキーピエロ ベイエリア本店」
- 名物のやきとり弁当は必食「ハセガワストア 函館駅前店」
- 明治時代にタイムスリップ「旧函館区公会堂」
- 函館っ子に愛され続ける洋食店「カリフォルニア・ベイビー」
- 赤毛のアンがモチーフの英国喫茶「グリーンゲイブルズ」
- 函館山と並ぶ人気のビュースポット「八幡坂」
- 自然散策をしながら登る「函館山」
1.函館といえば外せない食のワンダーランド「函館朝市」
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函館名物の活いかは食べておきたい一品
「函館朝市」は新鮮な海産物をはじめ、野菜や果物など、函館のあらゆる味覚が集う巨大市場です。その場でイカ刺しにしてくれる活いか釣堀や、海鮮丼やラーメンなどの飲食店も人気で、市場エリアには約250軒の店舗が軒を連ねます。函館駅から徒歩1分でアクセスできるので、観光スポットとしては外せない場所のひとつです。
函館朝市
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■営業時間:
1月〜4月 6:00~14:00過ぎ
5月〜12月 5:00~14:00過ぎ ※店舗により異なります
■住所:函館市若松町11-15
・JR函館駅から徒歩1分
「函館朝市」の詳細や地図情報はこちら
2.飲み歩きイベントも人気の屋台村「大門横丁」
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1人でも気軽に入れる個性豊かな店が揃います
JR函館駅前の繁華街である大門地区にある屋台村で、様々な味覚が楽しめる26店舗が軒を連ねます。駅やホテル街からも近く、地元客から観光客まで多くの人で賑わいます。また、不定期に開催される飲み歩きイベント「大門バル」も人気で、大門横丁を中心に周辺の飲食店が多数参加します。豪華景品が当たるスタンプラリーのほか、お得な価格で食べ飲み歩きができるので、機会があれば参加してみてはいかがでしょう。
3.聖地巡礼スポットとしても人気「五稜郭公園」
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五稜郭タワーからの眺望
函館を代表する観光スポット「五稜郭」は、国の特別史跡に指定されている城郭。現在では「五稜郭公園」として自然豊かな憩いの場として市民にも親しまれ、桜の名所としても人気が高いスポットです。公園に隣接する「五稜郭タワー」からは五稜郭を一望することができ、四季折々の美しい星形城郭を楽しむことができます。JR函館駅からはバスや市電などを利用して訪れるのがオススメです。
五稜郭公園
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■営業時間:
郭内入場は5~19時(4~10月)
5~18時(11~3月)
■住所:函館市五稜郭町44
・函館市電:「五稜郭公園前」下車、徒歩約10分
・函館バス:「五稜郭公園入口」下車、徒歩約5分
「五稜郭公園」の詳細や地図情報はこちら
4.函館塩ラーメンの老舗「函館麺厨房あじさい 本店」
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あっさりコクうま「味彩塩拉麺」が人気
北海道三大ラーメンといえば、「札幌の味噌」「旭川の醤油」、そして「函館の塩」。ここ函館で創業90年以上の歴史をもつ、塩ラーメンの老舗が「あじさい」です。創業当時の製法を守りつつ、時代にあわせた改良を重ねて作り上げられた味は、あっさりとしながらも凝縮された旨味があり、地元客から観光客までを虜に。本店は五稜郭のすぐ近くにあるので、観光のついでに立ち寄ることができます。
函館麺厨房あじさい 本店
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■営業時間:11:00~20:25(LO)
■休日:第四水曜(祝祭日の場合翌平日)
■住所:函館市五稜郭町29-22
・函館市電:「五稜郭公園前」下車、徒歩約10分
・函館バス:「五稜郭公園入口」下車、徒歩約5分
「函館麺厨房あじさい 本店」の詳細や地図情報はこちら
5.国内で最も古い歴史を持つ教会「カトリック元町教会」
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二度の大火による再建で現建築は1923年に完成したもの
異国情緒あふれる歴史的な建造物を多く残す元町エリアには、宗派の異なる教会が立ち並びますが、高くそびえる大鐘楼の屋根が印象的なのが「カトリック元町教会」です。二度の大火にあいながらも再建を経て、今では函館元町エリアを代表する3教会に数えられています。聖堂内部の祭壇はローマ教皇ベネディクト15世から贈られたもので、日本唯一の貴重なものです。
カトリック元町教会
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■利用時間:10:00~16:00(日曜日の午前中、礼拝時を除く)
■休日:年末年始12月30日~1月5日、聖堂使用時
■住所:函館市元町15-30
・JR函館駅から徒歩25分
・函館市電:「十字街」下車、徒歩約10分
「カトリック元町教会」の詳細や地図情報はこちら
6.特徴的な鐘の音で親しまれる「函館ハリストス正教会」
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函館市のカントリーサインにも描かれている美しい建築
白い壁と緑屋根のコントラストが美しい函館ハリストス正教会も、元町エリアを代表する教会のひとつ。元々は1860年に建てられたロシア領事館の付属聖堂として建てられたのが始まりで、函館大火による焼失と再建を経て、現在は国の重要文化財にも指定。函館市のカントリーサインにも描かれています。教会の美しい鐘の音は「日本の音風景100選」にも選ばれ、週末などに函館山の麓に鳴り響きます。
函館ハリストス正教会
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■利用時間:月~金10:00~17:00、土10:00~16:00、日13:00~16:00
■休日:12月25日午後~3月24日
■住所:函館市元町3-13
・JR函館駅から徒歩25分
・函館市電:「十字街」下車、徒歩約10分
「函館ハリストス正教会」の詳細や地図情報はこちら
7.十字形をした屋根が印象的「函館聖ヨハネ教会」
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十字架の屋根は函館山山頂からも見ることができる
白い壁に刻まれた十字架と独特なドーム型の屋根が印象的な函館聖ヨハネ教会も、函館元町エリアの3教会のひとつ。こちらの教会も、度重なる大火での焼失と再建を経てきた歴史があり、現在の聖堂は1979年に完成しました。建物は中世ヨーロッパの教会に見られる建築様式に近代的なデザインが取り入れられ、十字型に突き出た特徴的な茶色の屋根は、函館山の山頂からも十字架のように見て取ることができます。
函館聖ヨハネ教会
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■利用時間:5月2日~11月3日は事前予約で見学可能
■休日:11月4日~5月1日
■住所:函館市元町3-23
・JR函館駅から徒歩25分
・函館市電:「十字街」下車、徒歩約10分
「函館聖ヨハネ教会」の詳細や地図情報はこちら
8.ロマンチックなレトロ倉庫が立ち並ぶ「金森赤レンガ倉庫」
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ムードのあるフォトジェニックなスポット
人気の観光スポットであるベイエリア地区を象徴する建物が「金森赤レンガ倉庫」。1909年に建てられた倉庫は、現在はショッピングモールやイベントホールなどの複合施設へと姿を変え、多くの観光客で賑わっています。夜には建物がライトアップされ、ロマンチックなムードに包まれます。クリスマス時期のデートスポットとしてもおすすめです。
9.函館No.1のご当地バーガー「ラッキーピエロ ベイエリア本店」
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一番人気のチャイニーズチキンバーガーは「デカウマ」の一言
函館を代表するローカルフードといえば外せないのが、カラフルな看板が印象的な「ラッキーピエロ」。「ラッピ」の愛称で親しまれ地元客から観光客まで多くの人でにぎわうご当地バーガーチェーン店です。一番人気は、なんといってもチャイニーズチキンバーガー。甘辛のタレに漬けた唐揚げがとてもジューシーなチャイニーズチキンと、シャキシャキのレタスでボリューム満点です。バーガーのほかにも、カレーライスやオムライスも看板メニューと呼ばれるほど人気です。
ラッキーピエロ ベイエリア本店
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■営業時間:10:00~22:00
■休日:12月31日
■住所:函館市末広町23-18
・JR函館駅から徒歩18分
・函館市電:「末広町」下車、徒歩約5分
「ラッキーピエロ ベイエリア本店」の詳細や地図情報はこちら
10.名物のやきとり弁当は必食「ハセガワストア ベイエリア店」
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弁当容器にはフタをして串抜きができる便利な溝が施されている
「ハセスト」の愛称で親しまれている「ハセガワストア」は函館を中心に13店舗を展開しているローカルコンビニで、看板商品「やきとり弁当」で有名。海苔を敷いたご飯の上に店内で焼き上げた豚精肉串(北海道ではこれも"やきとり"と呼びます)を載せた「やきとり弁当」は、5種類の味付けバリエーションがありますが、一番人気はタレ味。香ばしいやきとりとタレに絡んだ海苔ご飯が絶妙な美味しさです。隣の店舗が「ラッピ」なので、函館を代表するローカルフードを一度で味わうには嬉しいスポットです。
ハセガワストア ベイエリア店
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■営業時間:7:00~22:00
■住所:函館市末広町23-5
・JR函館駅から徒歩18分
・函館市電:「末広町」下車、徒歩約5分
「ハセガワストア ベイエリア店」の詳細や地図情報はこちら
11.明治時代にタイムスリップ「旧函館区公会堂」
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明治時代の衣装でなりきり体験
旧函館区公会堂は、大火によって焼失した町会所を再建しようと1910年に建てられました。気品漂う洋風建築は国の重要文化財にも指定されており、華やかな調度品や家具などが展示された館内は明治当時の時が流れているかのよう。また、艶やかなロングドレスやハイカラさん風の衣装を着用体験できる「衣装館」も人気。明治時代の紳士淑女になりきってタイムスリップ気分を味わってみるのも良いでしょう。
旧函館区公会堂
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■営業時間:
(4~10月)火~金9:00~18:00 土~月9:00~19:00
■休日:12月31日~1月3日
(11~3月)9:00~17:00
■住所:函館市元町11-13
・JR函館駅から徒歩25分
・函館市電:「末広町」下車、徒歩約7分
「旧函館区公会堂」の詳細や地図情報はこちら
12.函館っ子に愛され続ける洋食店「カリフォルニアベイビー」
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函館っ子のソウルフード「シスコライス」
「カリベビ」の愛称で親しまれている洋食店で、名物の「シスコライス」が人気。シスコライスは、グリルされたソーセージがのったバターライスの上から、たっぷりのミートソースをかけたボリューム満点のメニュー。大正時代の郵便局の建物を改装して始められたという店内は、オールドアメリカンな雰囲気が漂う開放的な空間。1976年から40年以上に渡り、函館市民に愛され続けている名店です。
カリフォルニアベイビー
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■営業時間:11:00~21:00
■休日:木曜日
■住所:函館市末広町23-15
・JR函館駅から徒歩18分
・函館市電:「末広町」下車、徒歩約5分
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13.赤毛のアンがモチーフの英国喫茶「グリーンゲイブルズ」
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アンティークなお皿で人気のシフォンケーキを味わう格別な時間
店名が示す通り「赤毛のアン」をイメージしたカフェは、函館出身の元JUDY AND MARYのYUKIさんが通い詰めたということでも有名で、観光スポットとしても人気。アンティークな飾りつけや家具が置かれた店内は落ち着いた居心地の良い空間で、手作りにこだわったパンとサラダのセットメニューや人気のシフォンケーキなどで、格別なティータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
Green Gables(グリーンゲイブルズ)
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■営業時間:10:00~16:00
■休日:月曜日
■住所:函館市末広町20-3
・JR帯広駅から徒歩25分
・函館市電:「末広町」下車、徒歩約2分
「Green Gables(グリーンゲイブルズ)」の詳細や地図情報はこちら
14.函館山と並ぶ人気のビュースポット「八幡坂」
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季節や時間帯によって様々な情景が楽しめる
素晴らしい景観が望めることで人気の高い「八幡坂」は、函館を代表する観光名所のひとつ。坂の上から一直線に続く石畳の道は函館湾まで見通すことができ、その美しい景観に心を奪われます。冬は夜間にイルミネーションで彩られてロマンチックな雰囲気に包まれ、訪れる季節や時間帯で、様々な風景を楽しむことができるおすすめのスポットです。
14.自然散策をしながら登る「函館山」
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函館に訪れたなら押さえておきたい鉄板スポットが「函館山」ですが、登るには様々なアクセス方法があります。代表的なものとしては函館山麓からのロープウェイやシャトルバスを利用する方法ですが、時間の余裕がある時におすすめしたいのが登山道の利用です。整備が行き届いた登山道を利用すると、登山道入口となる函館山ふれあいセンターから1時間程度で山頂まで辿り着けます。自然散策をしながらハイキング気分でゆっくりと景色を楽しむことができます。
函館山展望台(函館山ロープウェイ)
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■ロープウェイ営業時間
4月20日~9月30日 始発 10:00~下り最終 22:00
10月1日~4月19日 始発 10:00~下り最終 21:00
■住所:函館市函館山
・函館市電:「十字街」下車、徒歩約10分
「函館山展望台」の詳細や地図情報はこちら